各国の精子バンクと精子力

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アメリカの精子バンク

アメリカの精子バンクは国が経営しているのではなく商用化され民間が運営しています。
かつてノーベル化学賞を受賞した精子を扱う精子バンクもあったのもアメリカです。しかし、学歴詐称やIQ詐称が問題視されて廃業してしまいました。
現在アメリカでは精子バンクを利用して100万人前後の子どもが生まれているという。
商用化に成功したアメリカの精子バンクでは精子バンクを利用する人が精子提供者の詳細について細かく知ることができる。
ネットで精子バンクサイトを見るとショッピングするように髪の色や目の色そして肌の色を選ぶことができる。
例えば男性不妊であれば旦那さんに似ている精子提供者を選ぶことができるし、同性愛者においてもなるべく相手に外見を合わせることもできる。

デンマークの精子バンク

デンマークには世界最大規模と称される精子バンクがある、全世界100か国以上に精子を輸出している。
精子バンクを利用する人は身分を隠したドナーと身元を公開しているオープンドナーから選ぶことができる。オープンドナーのほうが精子の値段は割高になる。
そんなデンマークの精子バンクでは精子の価値は学歴や容姿などではなく、精子の運動率によって決まるという。
なぜかというと精子はすべて凍結されているからである。精子を融解したときには当然凍結前よりも運動率が下がるものだからである。
そのため少しでも妊娠しやすい融解後でも高い運動率を持つ精子に価値があると考えられている。

日本の精子バンク

日本では精子バンクと呼べるものはなく、病院やクリニックが第三者の精子を利用した非配偶者間人工授精を行うかたちで精子バンクとしての役割を担っている。
日本においては日本産婦人科学会が倫理綱領で卵子提供や精子提供においてはお金のやりとり、つまり商用化するべきでないと記されている。
現在においては卵子提供や精子提供において規制する法律はないものの、精子提供で生まれた子どもが大人になり精子提供者について知りたいという
「出自を知る権利」が主張され始め精子提供者を集めることが難しいという現状がある。
そのため日本では精子提供を個人的にしている人たちがたくさんいる。
その活動している人たちのほとんどがオープンドナーで将来精子提供で生まれた子どもが大人になり提供者に会うことを認めています。
個人による精子バンク・精子提供をボランティアでしています。

精子力とは?

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そんな妊娠するには必要な精子が持つ力、「精子力」は何によって決まるのだろうか。

1:「精子の数」

最近では世界的に男性に精子の数が減ってきているという。WHO世界保健機構によると妊娠には最低1mlあたり1500万は必要だと言われている。
どうやら男性の1日の活動量が少ないと精子の数が減るという研究がある。仕事がデスクワークなどで1日中座りっぱなしの人などに多いという。

2:精子の運動率

運動率に関係すると言われているのが男性ホルモンである。一般的には20代をピークに減少していきそれと同時に運動率も低下するという。
深刻な場合には男性ホルモンを服用することで運動率の改善がみられる場合がある。
また抗酸化サプリメントにも効果がみられるものがある。

3:精子の受精能力

精子に求められるのは精子数や運動率ではなく受精能力がある。
病院やクリニックでこの受精能力検査が行われることが少なく不妊の原因となっているのではないかと言われている。
原因不明でクリニックを受診して人工授精、そして体外受精と進むことが多い。男女ともに不妊の原因がはっきりしていないで体外受精の時に
男性側の精子の受精能力がないことがわかる場合が多い。精子の受精能力がないことの原因とされているのが精子のDNA損傷と言われている。
精子の受精能力を調べるにはマウスの受精卵を使う。このため精子の数や運動率を調べるのとは違い大掛かりな検査となることが普及していない原因である。
精子の受精能力の原因にはたばこ喫煙やカフェインの取りすぎ、偏った食生活などがあげられる。

求められる精子力

bank 近年男性の精子力が低下している、また精子バンクでも運動率が良い精子が求められています。
現在精子バンクではさまざまな理由で利用する人が増えたといいます。男性不妊や性同一性障害で女性から男性になったご夫婦やあえてシングルマザーになろうという人。
日本では無償で個人による精子バンクをしている方々がいます。知らない人から提供してもらうのは勇気がいりますが、ぜひ挑戦してみてはどうでしょうか。
男性不妊やシングルマザーさんのための精子提供・精子バンク